湖北省に在留する方々の帰國のために派遣したチャーター便(第1便)により帰國された方の代表會見(令和2年2月12日(水))

 令和2年2月12日、中華人民共和國の湖北省に在留する方々の帰國のために派遣したチャーター便(第1便)により、1月29日に帰國された方の代表會見が行われました。

 以下の2名の方がインタビューを受けられました。
  50代男性
  50代女性

(記者)
 2週間の滯在お疲れさまでした。
 ホテルへの滯在中に何人かが陽性反応が出るなど心配なこともあったかと思いますが、2週間を振り返って思うところを教えてください。

(50代男性)
 人の気持ち、心というのが、與えられる情報によって、ものすごく揺れ動くということを実感した2週間でした。
 今、陽性反応という言葉ありましたけれども、一緒に乗ってきた方が、陽性反応が出ましたということを聞くと、やはり自分もその可能性がありますという気持ちになりますし、それから、新聞、2月2日から朝刊を頂いているんですけど、その中で、新型肺炎、いじめ、小中學生にアンケートというふうな記事をみると、我々が何かちょっと悪いことをしている立場になっているな、と感じたり、というふうなところがあって、滯在期間の前半はやはりあまりいい情報を頂けなくて沈んだ感じだったのですけど、後半になってくると砂浜に字を書いて聲援していただいたり、今日も竹燈籠(たけとうろう)とか、和太鼓とかやっていただいていますけども、ああいうふうに、勝浦の市民の皆様が応援していただいていることを実感できるなって、その不安が抑えられていくというふうなことの過程で今日に至っているというふうな気持ちでいます。
 本當に勝浦市民の方には、本當に助かりました。ありがとうございましたと申し上げたいです。

(記者)
 2週間、お酒や外出制限があったかと思いますが、滯︾在期間中、禦不便や困ったことはありましたか。

(50代男性)
 不便というのは、広い意味でできないことはもちろんあるんですけど、持病の治療とか、それから散髪ですね、特に今、身だしなみとかできないですけども。
 ただチャーター便で、日本に帰していただいて、この場にいるということであれば、自分が発生源にならないというところの保証ができるまでは、やはりこの立場は、消えるまでは、隔離された狀態で証明されるまでいるというのは覚悟しなければならないと感じてました。
 やはり、世間もそういうふうな見方をされているというところも、強く、帰國したときからのメディアの情報で受けてましたし、その不安感もありましたので、また自分の家族にうつす、それが一番嫌でした。そこは絶対避けたいというふうに思ってました。

(記者)
 本日、陰性の結果が出たわけですが、今後の生活する上で、何か心配なことはありますか。

(50代男性)
 まず、心配なことというのであれば、この場で私、匿名で顔を出さないでとお願いさせていただいているんですけども、やはり家族がいて、そこに風評被害がかかるというのをやはり避けたいという思いがあってそうさせていただいています。これは禦容赦いただきたいなというふうに思っています。
 その不安感というのが払拭させるためのPCR検査ですね、検査なんですけど、1月29日に帰國して検査を受けました、陰性でした。その後ですね、陽性の方出てきましたよね、チャーター便で帰って來られた方の中から。そうすると、あのPCRの検査自體の信頼性というのが段々世間的に落ちてきているんじゃないか、そういうふうに見られているんじゃないかというふうなところの不安感。なので、今日退所するんですけど、でも、じゃあ、私大丈夫だよねと皆さんに、本當に見ていただけるのか。自分は本當に大丈夫なのか、自分自身もそうなんですけど、というふうなところの不安感がやはり殘っているのが私の今の気持ちです。

(記者)
 橫浜のクルーズ船だとか、國內のウイルスの陽性が広がっていますが、それらのニュースを拝見してどのような気持ちで受け止めていますか。

(50代男性)
 クルーズ船の方ですね。我々の滯在場所よりももっと過酷な環境でいらっしゃると思うんです。我々、こうやって勝浦の皆様から勵ましの言葉を頂いて、不安だった気持ちが徐々に払拭されていくという過程を経て今に至っているんですけども、あのクルーズ船の方々は、ちょっとそうじゃない環境なんじゃないかというふうなところに対して、もうちょっと支援があってもいいかな、理解があってもいいのかな、と思いますし、本當に殘念ながら罹患(りかん)された方に関して、もうちょっと溫かい目で見ていただき、勵ましの言葉をかけていただくことで、やはり気分が変わることで回復が早くなるところもあると思うんで、是非、そういう心持ちで見てあげてほしいと思っています。

(記者)
 先ほど、話の中で、市民の応援メッセージに勵まされたということがありましたが、市民の皆さんだとか、従業員の方々に伝えたいことはありますか。

(50代男性)
 市民の皆様、こうやって、毎日勵ましの言葉をかけていただいたり、これ193名の小中學生のメッセージを書いていただいたと、今日、頂けるそうなんですけど、こういうふうな勵ましの言葉をかけていただいている、元々我々がここに來たときは、ものすごく不安感があったと思うんです。それを葛藤を乗り越えて、我々に対して、理解を示していただいて、勵ましの言葉を頂くというふうなことまでやっていただけたということで、本當に感謝の言葉もないぐらい本當にありがたいことだと思っています。
 2月の6日に、一番最初に、浜辺に字を書いて勵ましてくれた方がいらっしゃるんです。たぶんお一人で書かれたと思うんですけど。あそこから雰囲気変わったな、という感じが受け取れて、どんどん勵ましの応援の言葉が大きくなって、今に至っているという思いがあって、本當に感謝している次第です。
 政府関▓係者、それからホテルの従業員の皆様方に関しては、今日、クルーズ船で、検疫の方が罹患されたという情報を頂いたのですけど、政府関係◥者の方、ホテルの従業員の皆様、同じ環境で我々とずっと接してきたわけで、リスクを抱えた中で、仕事をしていただいて、今に至っているというところで本當に感謝の言葉もないというのが正直な気持ちです。本當にありがとうございました。

(記者)
 また同じような質問ですけども、この2週間を振り返っての感想、どう2週間を過ごしたかを教えてください。

(50代女性)
 とても快適な環境を提供していただいてありがとうございます。

(記者)
 ずっと部屋の外に出られなかったと思うんですが、出られずに何か困ったことや不便に感じたことはありましたか。

(50代女性)
 そうですね。困ることはあまりないと思うんですけども、政府機関の方々やホテル三日月の皆様にしっかりやっていただいて、私たちは本當に安心していますので、何も問題ない。ありがたいです。

(記者)
 ホテルの部屋の窓から、外を見ると砂文字だとか石燈篭とかで色々な方からの応援メッセージを付けてくれたと思いますけれども、市民の方々だとか従業員の方々にお伝えしたい思いはありますか。

(50代女性)
 2月の6日から毎日たくさんの溫かいメッセージを頂いて、本當に感動しました。私たちとして、本當に寶物です。一生忘れられません。この場を借りて、溫かい目で見守っていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。心はひとつ、また、お邪魔させていただきます。ありがとうございます。

(記者)
 今日、陰性の結果が出ましたが、今一度、どのような心持ちでしょうか。

(50代女性)
 ほっとした心持ちです。安心していきます。それしかないです。

(記者)
 これから普段の生活に戻りますけど、何か不安だとかはありますか。

(50代女性)
 2回検査いただいて、すごくほっとしました。何も問題ないと思います。大丈夫です。

(記者)
 橫浜ではクルーズ船で、たくさんの感染者が出たりだとか、日本各地でも広がっていますけど、それについてどのように感じられていますか。

(50代女性)
 皆様の溫かい目で見守ってください。

(記者)
 これから職場に復帰されると思うのですが、職場の方々とはどういうやり取りをされていて、復帰については、どういう話をされていますか。

(50代男性)
 私、中國の武漢に駐在してます。親會社が日本、そういう環境で仕事をしています。
 今、できることといったら、武漢にある中國の會社に対して、日本の親會社の方が支援物資を供給するというようなことをやってくれるという話を聞いてますので、その情報の仲介役みたいなことをやってきたんですけど、それを日本で続ける形になります。
 ちょっと武漢に行ける狀況ではないので、日本國內にいるときは、そのような形で、向こうの工場の操業が円滑に開始できるようなサポートをここでしていく、そのようなことになります。

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